躁うつ病の私が読んだちょっと為になる7冊の本
医者に「休め」と言われても何をしたら良いのかわからない
いつも同じことを繰り返し主張していますね。
私はあいかわらずです。そう、「休むってなに?」状態。
一応、努めて休もうとはしていますが、休むことを努力している時点で本質的に休んでいない気がします。悲しいですね。
で、その休むという作業(?)の一環として、読書をしています。
書評的な内容ではないですが、一応リンクを貼っていきますね。
ぶっちぎりで良かった本を最初に紹介する
1冊目
読了した本は全部で7冊ありますが、この本だけ紹介できれば、あとはリンクだけ貼れば十分だと思っています。
それ程この本が一番良かったです。
国民栄誉賞も受賞し、既に生きる伝説となっている羽生さん。
この本の素晴らしさは、我々が安易に想像しがちな、羽生さんの異次元レベルの能力は、私たちのすべての人の延長線上にあるものだと、事も無げに語ってくれているところにあります。
読者が羽生さんの横に座り、お茶でも飲みながらただ普通に話をしてくれているような、驕り高ぶりのない一貫した「平凡な人間同士」の羽生さんとの対話を、この本を通じてすることができます。
特に最終節のタイトルには、思わず涙が出ました。そうか、そう考えればいいんだと。羽生さんだって、そう考えるんだって。
躁うつ病と診断されて間もない私だから余計に心に響いたのでしょうか?
そうは思いません。
羽生さんが執筆されている本はたくさんあるようなので、これからも手にとってみたいと思います。
羽生さんの本の紹介が済んだからあとはもうなんでもいい
とはいえ、一言程度のコメントを添えますね。
2冊目
この人のせいでおかげで日本に法科大学院を創設することになったとも言われるほどに司法試験合格者を輩出している予備校「伊藤塾」の塾長が書かれた本です。
個人的には勉強法に関する本は科学的な裏付けがあるものだけを読みたい気分なのですが、この本に書かれていることは、著者があえて意図せずとも科学的(もしくは心理学的)にも正しい勉強法が書かれている印象があります。
予備校のパンフレットやネットに掲載されている合格体験記をたくさん読むよりも、この本を読むほうが汎用性や有効性が高いと思います。
3冊目
4冊目
5冊目
この3冊は一緒に紹介します。
(ちょっと面倒な気持ちもありますw)
この3冊はタイトルこそ違えど、内容はあまり変わらないのです。
そのことが一番のポイントです。
「学びに関する本」「習慣に関する本」「脳科学的な勉強法の本」という、似て非なるジャンルにおいて発見できる重複した内容のことを、私たちは真理と呼ぶのかもしれませんね。
その真理っぽいものについては、また後日記事にします。
6冊目
一時期かなり流行りましたね。
すべてを実行する事もできないし、著者の感覚にのみ基づいて書かれていることも多い気がしますが、本能的に「そうした方がいいかもしれない」と感じたことだけ実行しています。60個くらい挙げられている行動提案のうち、実行できるのは2〜3個程度ですが、2〜3個の行動を変えることすら難しいです。
7冊目
羽生さんにはじまり羽生さんに終わります。
この本の面白いところは、羽生さんの執筆した内容を、認知科学者と情報工学者がそれぞれ分析した三者共同作品であることです。
つまり一冊の本で、羽生さん自身の著作と、羽生さんという人物の研究結果の報告が読めます。
1冊目の紹介で羽生さんのことを「平凡な私たちの延長上にいる人」という旨を述べましたが、それは羽生さんが「天才」ということを否定する意図ではありません。
羽生さんはなぜ天才なのか? 私たちと何が違うのか?
特に私は認知科学者の方が書かれた内容が参考になりました。
躁うつ病と診断された今だからこそ「メタ認知」の重要度がわかります。
どこまで実行できるかはさておき、精神疾患のための認知行動療法という枠を超えた、すべての人々が今日を生きやすくするために、メタ認知は必要だと私は思います。
というわけで案外長くなりましたが、本日の紹介はここまでになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。